台風の恐ろしさは風圧よりも、それによる飛来物
日本は、台風による被害が多い国です。
残念ながら自然災害を起こさない方法はありませんが、
大型災害に備えて対策をとることは可能です。
2018年に発生した台風21号は、日本列島に深刻な被害をもたらしました。
消防庁のデータによると、2018年台風21号の建物一部破損数は、なんと85,715棟。
台風の上陸数は年々増加傾向にあり、被害地域はさらに拡大しています。
そんな台風の恐ろしさは、風圧そのものよりも、強風で飛ばされたものがぶつかること。
これといった対策をしていない窓の場合、飛来物が飛んでくるとガラスはいとも簡単に割れ、発生したガラスの破片で怪我をしてしまいます。
飛来物によって窓ガラスが割れてしまうことで、暴風が室内へ一気に流れ込み、家の屋根が吹き上がってしまうという被害も報告されています。
台風の暴風に対して住宅のウイークポイントになるのは「窓」です。
しかし、風だけで窓ガラスが割れる心配は少なく、ガラスが割れる原因の多くは風で飛ばされたものがぶつかるため。
気象庁の「風の強さと吹き方」によれば、細い木の枝が折れ、看板が落下・飛散、屋根瓦や屋根葺き材が飛ぶなどの被害が出始めるのは、
平均風速20~25m/s (瞬間風速30m/s)以上。
さらに平均風速が35m/s (瞬間風速50m/s)を超える風になると、外装材が広範囲にわたって飛散するなど、きわめて危険な状態になります。
寝室など2階の窓も危険。
台風時、安心して就寝できるように対策を。
風で吹き飛ばされたものが窓に直撃しガラスが割れると、その破片が凶器になって大けがに繋がる恐れがあります。
また、窓ガラスが割れることで強い風が室内へ一気に流れ込み、屋根が吹き上がってしまうという危険性もあります。
防犯を兼ねた1階窓の対策だけではなく、寝室などがある2階の窓も、しっかりとした災害対策をおすすめします。
恐ろしい災害は台風だけではありません。
地震が起きたとき、揺れによるうねりを受けた結果、窓枠にひずみが生じて、
その枠の変形にガラスが追随できなくなり、ガラスが割れてしまうことがあります。
台風や地震に備えて防災対策をすることはとても重要です。
窓ガラスにダンボールや養生テープを貼る対策が
よく紹介されますが、効果はどうなのでしょうか?
窓ガラスに
ダンボールや養生テープを貼る対策です。
応急処置として手軽にできるメリットはありますが、
「窓ガラスが割れるのを防ぐ」ためではありませんので、安全性を高めるためには、
窓ガラスをしっかりと守る対策が必要です。
養生テープを貼るだけでは、植木鉢のような飛来物でも、
窓ガラスを突き破って室内に飛び込んでくる場合があります。
飛散防止フィルム
日本工業規格 JIS A 5759 では、窓ガラスへの人体衝突による破壊や地震時の窓枠の変位(ゆがみ等)による破壊を想定し、
衝撃破壊と層間変位の双方に対応するガラス飛散防止性能が求められています。
2015年には文部科学省が改定した「学校施設の非構造部材の耐震化ガイド」にガラス開口部対策としてガラス飛散防止フィルムが掲載されるなど、多くの自治体の学校、公共施設等で耐震改修に使われています。
人体に有害な紫外線を99%以上カットするので室内調度品の退色防止にも効果を発揮します。
飛散防止フィルム貼付の効果
1)衝撃破壊(ショットバッグ)試験
6歳以下の幼児が、歩行・走行からガラスに衝突した場合に、貫通しないと認められるレベルです。
ガラス飛散防止フィルム貼付済ガラスと未貼付ガラスとの違いをご覧ください。
2)層間変位試験
地震時に生じる窓枠のゆがみを想定しています。
ガラス飛散防止フィルム貼付済ガラスと未貼付ガラスとの違いをご覧ください。
主な飛散防止フィルム
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貫通防止フィルム
特にフィルム厚350μm以上の製品は、官民合同会議では「防犯フィルム」として、また日本ウインドウ・フィルム工業会では「防災フィルム(JIS R 3109加撃体C適合)」として認定されています。
人体に有害な紫外線を99%以上カットするので室内調度品の退色防止にも効果を発揮します。
主な貫通防止フィルム
防災フィルム
“防災フィルム”とは、台風、竜巻等により発生した飛来物が窓ガラスに衝突した時、飛来物の貫通や割れたガラスが室内に飛び散るのを防ぎ、あわせて台風通過時の気圧変化にも対応できるようにした建築窓ガラス用フィルムです。
近年、日本を襲う台風は強力になり2018年の台風21号では、最大瞬間風速58.1m/秒の風が吹き、関西地区を中心に建物のガラスが割れたり屋根が飛んだりと甚大な被害をこうむりました。
また、2019年にも台風15号、19号が猛威を振るい、特に千葉県を襲った台風15号では最大瞬間風速57.5m/秒の風が吹くなど、風による被害が大きくなっていることから窓ガラスへの安全対策として飛来物を貫通させない“防災フィルム”の施工が重要となっています。
防災フィルムの定義
- 日本ウインドウ・フィルム工業会は、会員企業の製品でJIS R 3109(建築用ガラスの暴風時における飛来物衝 突試験方法)に従い実施された試験に合格した製品(試験で保障された耐衝撃性能に限る)並びにJIS R 3109に規定された試験項目で評価を行い、効果を確認した*1「強風時の飛来物による災害防止性能を持つフィルム」を「防災フィルム」と規定する。(含、工業会みなし基準適合品)
- 施工は、日本ウインドウ・フィルム工業会が認定する「防災フィルム認定施工者」が、同工業会の推奨する仕様に基づき実施する。
- 「防災フィルム認定施工者」は、施工完了後 「防災フィルム施工済」ラベルをフィルム面に貼付する。(防災フィルム施工の証明を行う)
※1 JIS R 3109に規定されている試験項目で試験体2体を評価し、加撃試験、並びに繰り返し圧力載荷試験で必要とされる基準を2体とも満たしたことから、日本ウインドウ・フィルム工業会は災害防止性能の効果が確認できたものと考えている。
防災フィルムの評価試験
6mm厚のガラスに350μm厚のフィルムを貼り、JIS R 3109に基づく加撃体Cの評価試験を実施した結果、ランクCの防護性能を持つ“防災フィルム“と評価することができる。
また6mm厚のガラスに100μm厚のフィルムを貼り、JIS R 3109に従い加撃体Aの評価試験を実施し合格している。(試験で保障された耐衝撃性能に限る)
これは、単に飛来物の衝突・破壊時のガラス片の飛散を抑えるだけでなく、貫通による飛来物の室内への侵入を防ぎ屋内の人を守り、室内の気圧の急激な変化を引き起こし、屋根が飛ぶなど重大な被害を生じさせる原因となる大きな開口部を生じさせない。
このような性能を持つ「強風時の飛来物による災害防止性能を持つフィルム」を日本ウインドウ・フィルム工業会が“防災フィルム”と称するのは適当であると考える。
「防災フィルム認定施工者」による施工と「施工済ラベル」の貼付
日本ウインドウ・フィルム工業会認定の「防災フィルム認定施工者」が、同工業会が推奨する仕様に基づき施工と確認を行い、施工完了後に「防災フィルム施工済」ラベルを貼付します。
<防災フィルム認定施工者カード>
防災フィルム認定施工者カードは、厚生労働省が実施する技能検定試験「ガラス用フィルム施工職種(建築フィルム作業)」の1級に合格し、かつ日本ウインドウ・フィルム工業会が実施する防災フィルム講習受講者のみが保持できるものです。 防災フィルム施工者は、常時このカードを携帯していますのでご確認ください。
<防災フィルム施工済ラベル>
「防災フィルム施工済」ラベルには、施工したフィルムの種類、施工年やフィルムのメンテナンス方法が記載されています。6㎜厚フロートガラスに100μ厚フィルムを施工した場合には★のラベル、6㎜厚フロートガラスに350μ厚フィルムを施工した場合には★★★のラベルが貼付されます。
防災フィルム適合製品
加撃体C合格 適合製品
下記は、350μm厚フィルム貼付6ミリ厚フロートガラスを、JIS R 3109に規定された試験項目で加撃体Cの評価を行い、防災フィルムとして効果が確認できた製品の「みなし基準」に基づく製品です。
会社名 | 製品名/型番 |
株式会社 FNC | SSP1218CL |
株式会社 FNC | SSP1218WG |
サンゴバン・グラス・ジャパン株式会社 | アーマコート14MIL CLEAR |
サンゴバン・グラス・ジャパン株式会社 | アーマコート16MIL Textured |
スリーエム ジャパン株式会社 | SH15CLAR |
スリーエム ジャパン株式会社 | NANO80CP |
スリーエム ジャパン株式会社 | ULTRA S2200 |
スリーエム ジャパン株式会社 | SH15MACR-I |
スリーエム ジャパン株式会社 | SH15SIAR-18 |
株式会社ユタカ | ウインドバリアSEC-1260 |
リケンテクノス株式会社 | RIVEX SS1490C |
リケンテクノス株式会社 | RIVEX SS450T |
リンテック株式会社 | WINCOS 1561UH-F |
リンテック株式会社 | WINCOS 1561UH |
加撃体A合格 適合製品
下記は、100μm厚フィルム貼付6ミリ厚フロートガラスを、JIS R 3109に従い加撃体Aの試験を実施し、合格した製品の「みなし基準」に基づく製品です。
会社名 | 製品名/型番 |
株式会社サンゲツ | GF1404-1 |
株式会社サンゲツ | GF1404-2 |
サンゴバン・グラス・ジャパン株式会社 | アーマコート 4MIL CLEAR |
サンゴバン・グラス・ジャパン株式会社 | アーマコート8MIL CLEAR |
スリーエム ジャパン株式会社 | SH4CLAR |
スリーエム ジャパン株式会社 | ULTRA S800 |
株式会社ユタカ | SEC-0860 |
リケンテクノス株式会社 | RIVEX SC400 |
リケンテクノス株式会社 | RIVEX SS200T |
リンテック株式会社 | 1521UH |
リンテック株式会社 | 1531UH |
埼玉防災フィルムLabの特徴
国家資格である1級ガラス用フィルム施工技能士/
防犯フィルム施工技能者/防災フィルム認定施工者資格を取得しています。
ガラス用フィルム施工技能士とは、国家資格である技能検定制度の一種で、職業能力開発促進法第47条第1項による指定試験機関(日本ウインドウ・フィルム工業会)が実施するガラス用フィルム施工技能士に関する学科及び実技試験に合格した者をいいます。
なお職業能力開発促進法により、ガラス用フィルム施工技能士資格を持っていないものがガラス用フィルム施工技能士と称すること、あるいは有資格者と称することは禁じられています。 これにより取得者は、ガラス用フィルム施工技能士として、認定を受けていることとなります。
また防犯フィルムの施工において、「CPマーク」を取得しているフィルムの施工は、防犯フィルム施工技能者が施工した場合でない限り、「CPマーク」認証シールを貼り付けることができません。
察庁による侵入犯に対する調査をもとに、建物に対する侵入に5分以上かかると大多数が諦めて他の家を狙うとの結果に基き、様々な侵入攻撃に対して5分間以上防御することができるか実際に試験しクリアしたものだけに使用が許される。
損害賠償責任保険加入済です。
弊社では、万一の際にも安心の損害賠償責任保険に加入しております。
また労災保険にも加入済です。
【損害保険会社】
損害保険ジャパン日本興亜株式会社
【労働災害保険】
一人親方労災保険組合
【顧問弁護士】
板倉総合法律事務所
弁護士 板倉武志
対応エリア
埼玉県(全域)
川越市、さいたま市(西区、北区、大宮区、見沼区、中央区、桜区、浦和区、南区、緑区、岩槻区)、 熊谷市、川口市、行田市、秩父市、所沢市、飯能市、加須市、本庄市、東松山市、春日部市、狭山市、羽生市、鴻巣市、深谷市、上尾市、草加市、越谷市、蕨市、戸田市、入間市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、桶川市、久喜市、北本市、八潮市、富士見市、三郷市、蓮田市、坂戸市、幸手市、鶴ヶ島市、日高市、吉川市、ふじみ野市、白岡市、北足立郡、伊奈町、入間郡(三芳町、毛呂山町、越生町)、比企郡(滑川町、嵐山町、小川町、川島町、吉見町、鳩山町、ときがわ町)、秩父郡(横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町)、東秩父村、児玉郡(美里町、神川町、上里町)、大里郡(寄居町)、南埼玉郡(宮代町)、北葛飾郡(杉戸町、松伏町)
東京都(全域)
大田区・品川区・目黒区・世田谷区・港区・渋谷区・新宿区・中央区・千代田区・文京区・墨田区・江東区・江戸川区・台東区・葛飾区・荒川区・足立区・北区・豊島区・板橋区・練馬区・中野区・杉並区・清瀬市・東久留米市・西東京市・武蔵野市・三鷹市・調布市・狛江市・稲城市・府中市・国立市・国分寺市・小金井市・小平市・東村山市・東大和市・武蔵村山市・立川市・昭島市・日野市・多摩市・町田市・八王子市・福生市・あきる野市・羽村市・青梅市・西多摩郡
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